J2EEの本
J2EEパターン―明暗を分ける設計の戦略
この本はJ2EEのいわゆる入門書ではないので、J2EEにこれから携わろうという人がまず手にするには正直敷居が高い。少なくとも技術解説レベルの入門書が手元になくともある程度開発ができるくらいの人で、今よりもっとスマートな設計でJ2EEアプリケーションを構築する術を探している人にうってつけだ。
また、デザインパターン、特にいわゆるGOF本や、マーチン・ファウラーの『リファクタリング』に関する知識も背景として持った上でこの本を手にした方がより理解がしやすいだろう。というのは、この本で紹介されるパターンはGOF本の23のパターンとも深く関わりがあるものがほとんどだし、また、実装段階からJ2EEの設計を洗練していくためのリファクタリングの方法も紹介されているからだ。J2EEがJ2SEの上に成り立っているように、GOFのパターンやリファクタリングの上でこのJ2EEパターンも成り立っている。それらの知識背景を持った上でこの本を読めば、J2EEの設計に対する非常に有益かつ実戦的な勘所をつかむことができるだろう。 J2EEというとEJBというイメージが根強いらしく、JAVAでWebアプリケーションの開発はしているがEJBは使っていないという開発者はJ2EEという文字を見ただけで引いてしまいがちである。この本にも確かにEJB固有のパターンは存在するが、EJBとは関係なく使えるパターンが大半なので、EJBや本式のJ2EEという言葉にとらわれず、JAVAによるWeb開発に携わる人に幅広く手にしていただきたい本だ。
今まで雑誌やSUNのサイト、洋書などで解説されていたJ2EEに特化したパターンの日本語書籍をようやく手にすることが出来た。他の方々も述べているように、決してJ2EEの解説書ではなくあくまでも”パターン”である。設計に関しての書籍である。私見だがこれらのパターンはあくまでも参考であり、絶対的なものではない。
著者も述べているように組み合わせもあるが、これをもとに独自に改良されたパターンもありうるのではなかろうか。GoFなどのデザインパターンも日本では定石以上の扱いをしている方も見受けられるが、これらはあくまでも定石であり応用如何でシステムの命運が左右されるのではなかろうか。
J2EEパターンを知ってると知らないとでは、ホント副題の通り
プロジェクトの後々の明暗を分けてしまうことになるでしょう。 第二版が出ているので、英語に抵抗がないなら原著の新版を 読むといいでしょう。
J2EEアプリケーションに特化した設計作法のパターン集。Strutsなどのフレームワークの設計にこれらのパターンを発見出来る。また他の本の参考文献に挙げられたりする。やや古く、サポートサイト上ではいくつかのパターンは名前を変えている。
翻訳書だがUMLとサンプルソースコードのおかげで読み易い。巻末の、複数のパターンをウェブアプリケーションに適用するサンプルが分かり易い。EJBの経験が無い為に、EJBに特化したパターンは分かりづらかった。 J2EEアプリケーション(ウェブアプリケーション)開発に携わる、実装に近い人向け。フレームワークを利用した開発経験があればすいすい読める。初心者には難しい。
待ちに待ったJava専用のデザインパターンではあったが少々書き方が難しい気がする。僕自身、社内教育を担当することが結構ありパターン本を熟読させたりしているが、この本についてはDAOやフロントパターンなどを抜粋して解説する程度に留めるつもり。理由としてはパターン初心者には少し難しいと思われる為。ストラッツ等を利用して開発をしているJ2EEプログラマの方には理解を深める意味でも押さえておいてほしい内容ではある。
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