堀田 倫英
|
藤野 真吾
|
西沢 直木
|
山田 祥寛
|
Steve Souders
|
第1部「高機能Webアプリケーション構築技法」では、セキュリティの確保、セッション、認証とデータの保護、テンプレート、XMLへの対応、PHPの日本語対応と国際化、パフォーマンスのチューニング、キャッシュ、クラス、デバッグとエラー処理について基本から解説する。いずれも開発に際して考慮しなければならないポイントがうまく選択されている。
第2部「実用Webアプリケーション開発事例」では、DBMを使用したアクセスカウンターとゲストブック、そのほかメールの送受信、PDF文書の動的生成、NAMAZUを使用した全文検索等について解説する。これら需要の高い機能について、サンプルスクリプトで実現方法を示してくれる。また、eコマースサイト構築ツールであるosCommerceのカスタマイズ方法についても詳しく触れている。
第3章「PHPの拡張」では、拡張モジュールの作成と外部オブジェクトの使用について説明している。特に、Javaクラスとの連携については、必要とされるケースが多いだろう。
第4章「リファレンス」では、PHPLib、テンプレートクラスSmarty、日本語処理関数mbstring、マルチバイト対応正規表現関数mbregex、PEARについて解説している。いずれも使用頻度が高く、必須といえる関数なので、開発者はきちんと内容を把握しておきたい。
第5章「インストール」では、ソースコードからのインストールを解説している。PHPだけではなく、Apache、PostgreSQL、OpenSSLのインストールについてもひととおり説明している。さらに、Windows環境へのインストール(PHP、Apache)にも対応している。
何より開発者の頭を悩ませるポイントを適切に選んでいる点がすばらしい。これだけの知識がこの金額で入手できること自体、驚きである。「マンモス本」のように愛される本になることは間違いない。(大脇太一